雨上がりの陽だまりで。~誰よりも優しい君に~


「……そうか」

ふわっと微笑んだ律が、綺麗で。

雲の隙間から光が漏れた。


「綺麗……」



私が空を見上げると唇に温もりが触れた。


「…………………え……?」




「俺を見ろ」

律…?



「雨……」


もう1度、降ってきた




優しいキス。
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