雨上がりの陽だまりで。~誰よりも優しい君に~


だって、しょうがないじゃないか。

告白することもなく失恋して
律と付き合ってしまったのだから。



あれは、1年生の時。

冬休み明けだった。


すごく寒くて、雨が降っていた気がする。



雨は嫌いだ。


雨の日は憂鬱で気分が上がらない。

傘をさすのもめんどいし
濡れるのも嫌だ。


何か、息苦しいし。


嫌なことが起きるのも、だいたい


雨の日だ。

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