雨上がりの陽だまりで。~誰よりも優しい君に~
「────え?」
しーんと、不気味な程に静まる教室。
「う、そだ」
その沈黙を破ったのは誰でもない、私だった。
私の、弱々しいほどに震えた声だった。
「嘘じゃない、本当なんだ」
「嘘だ!だってクリスマス一緒にいたもん!」
「元気だったもん!またなって言った!」
信じられなくて叫ぶ私をなだめようとあっくんは悲しそうに笑う。
「早川は重い病気で、手術中に息を引き取ったんだそうだ…」