雨上がりの陽だまりで。~誰よりも優しい君に~
「嘘でしょう……?」
ねぇ、律。
だって────
『もうすぐ1ヶ月だなー』
『覚えてたんだ』
『当たり前だろ?俺、雨のためなら何でもできる。悲しい時は俺を呼べ。いつでも飛んでってそばにいてやる』
呼んだらそばに来るって笑ったじゃん。
「律……」
『もうすぐ半年かー!』
『ね、すごいね』
『俺はもっと雨といるつもりだから、ずっとそばにいてやるよ』
ずっとそばにいるって言ったじゃん。
「律…っ」