きっと、君に恋をする。
きっと、
きっと、
私は幸せになってはいけないんだと思う
『私ね─────』
あの子の最後の笑顔が
頭から離れない
きっと、
私の恋は叶わない
叶ってはいけないんだ
一人で泣く私を抱きしめるのは
「バカだな……」
無表情で、無愛想で
だけど、とても温かい
純白の雪のように綺麗な
名前も知らない君でした────
< 1 / 421 >