きっと、君に恋をする。
「う───「れるーっ!」
うん、と言おうとしたところで私を呼ぶ大きな声に遮られる。
ぎゅっと後ろから抱きしめられて
「癒しー」と笑うこの人。
「あお…」「蒼(そう)くん!?」
私と桜の声が重なって
「え……?」
どうして、桜が知ってるの?
「えっと、桜と知り合い?」
「……あ、飯島さん」
そう、あおは私を抱きしめたまま呟く。
「ちょっとした、知り合い…?」
へー。
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