きっと、君に恋をする。
勘弁しろよ
「ダンボール足りないかもー!」
「えっ、嘘!?」
慌ただしく文化祭の準備は始まって、廊下にはダンボールやペンキが置いてある。
本格的に文化祭の準備を始めるようになってから、桜も私も昼休みにお弁当をどこかに食べに行くことは無くなった。
雪とあまり会えなくなるのは少し寂しいけれど、帰りはきちんと一緒に帰ってくれる。
バンドの練習も忙しそうだから、しばらく昼休みには会えなさそう。
「れるちゃん、そこのペンキ取って〜」
「あ、はーい」
忙しそうに屋台を作っているみんなが青春っぽくて少しワクワクする。