きっと、君に恋をする。


「自分がこんな独占欲強いとか俺も驚いた」

ははっと笑いながら首の後ろを抑える。


「それに、俺だって普通の男子高生だし」

知ってる、けど…?


「理性が働かなくなることも、あるわけですよ…」


恥ずかしそうに耳まで赤くした雪は
「俺何言ってんだろ…」と呟いた。


「とりあえず、男はみんな馬鹿なんだから自分が可愛いってこと自覚しろよな」
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