きっと、君に恋をする。
バカだな…
三咲 れる。
私は高校生になった。
と、言ってもそれから随分経って
今はもう高校一年生の秋だ。
「最近、快適な温度になってきたね!」
そうお昼ごはんを食べながら笑うのは私の親友
飯島 桜(いいじま さくら)
元気で美人なクラスの中心タイプだ。
それに引き換え私は大人しくてクラスの端にいるようなタイプ。
そんな私たちがどうして仲良くなったのかと言うと…
『ねぇねぇ、れるちゃんって可愛いね!天使みたいっ!』
『れる~!可愛い私のれるちゃーん』
…と、入学当初から桜に付きまとわれたからだ。