きっと、君に恋をする。
「あ、そうだ!宣伝途中にあおと私たちのクラスにおいでよ」
そりゃ、まぁ行きてぇけど…
「蒼のこと、大丈夫なのか…?」
そう聞くと、れるは少し目を伏せた。
「…うん、大丈夫。最近ね、またあおの顔ちょっとずつ見れるようになってきてるんだよ」
嬉しそうな顔をしてそう言った。
「そうか…また前みたいに、話せるようになるといいな」
繋いだ手をきゅっと握ると、れるは「うん」と頬を染めて握り返した。