きっと、君に恋をする。

れるの家の前について手を離す。


「じゃあ、1日目れるのクラス寄るから待っててな」


「うんっ、雪の浴衣楽しみ」

「ん、俺もれるの浴衣楽しみにしてる」

俺がそう言うと彼女は恥ずかしそうに笑って前髪を触る。


「今日は寄れなくてごめんな」

「ううん、今日親いないんでしょ?妹ちゃん待ってると思うから早く帰ってあげて」


はにかんで手を小さく振るれる。

…可愛いんだよな、仕草のひとつひとつが。

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