きっと、君に恋をする。
「あいつは“好きだった”なんかじゃないんだろ?」
「“好き”なんだろう…?」
その言葉に何回も頷くと、あおは優しく笑って私の涙を拭う。
「なら、行ってこい」
「あいつなら多分屋上だから」
何年も一緒に居るあおには何もかもわかってしまうのかな。
私の気持ちも、何を考えているのかも。
「…でも、告白…しても、いいの、かな」
「いいに決まってんだろ、お前は不器用すぎるんだよ昔から」