きっと、君に恋をする。
「蒼も、飯島のこと大事にしてやれよ?多分、あいつ気付いてたぞ。お前がれるを好きだったこと」
『んー、知ってる。だから今日“今はお前が好きだ”つったんだよ』
「へー?」
今度は別の意味で笑ってしまう。
『お前今ぜってー笑ってるだろ!』
「ははっ、わりぃ、男同士でこんなん言い合うのキモイなーって思って」
確かに、と笑った蒼は『じゃあ』と言ってプツッと電話を切った。
【俺たちの、長い片思い終わらせてくれてありがとう】
【言い忘れてたから】
あとから来たそのメッセージにくすりと笑って、風呂から上がってきた雨の髪を乾かす。