*私の総長さん*【完】
祐「…俺は…ずっと迷っていた…

お前の事…

最初の時期は正直、佳代とお前が似すぎて、

佳代を亡くした悲しみからお前を側に置きたくなった…

そうするとまた佳代といるみてーで…

最低だよな俺…

お前の気持ち知ってたのによ…

けど、だんだん…気持ちが変わり始めた…

そん時、お前が悟にヤられて、お前が居なくなっちまうって思って、気付いたんだ…

「俺、沙奈を失いたくない」って

皆川さんさ、佳代の兄貴だったらしくてよー。

マジビックリしたけど、

俺は謝ったんだ…ってか…お前の分も含め、謝る事しか出来なかった…

そんな皆川さんが言ってくれたんだ…

「佳代は過去の人間だ」って…

それで…ハッとして…

目が覚めたって言うか、ケジメがついたって言うか…

俺はあの後、佳代の墓に始めて足を運ぶ事が出来たんだ…

サヨナラしてきたんだよ…

佳代に………

だから…もう迷わねー。

沙奈……

俺はお前が好きだ…

沙奈が好きだ…


俺と………

付き合って下さい……」



祐希の一生に一度、最初で最後の沙奈に対する告白だった



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