*私の総長さん*【完】
「ん…」


「沙奈?起きた?」


「雪…」


「もう落ち着いた?」


「はい…もう大丈夫です…夢を見ました」


「夢?」


「はい…一人の少年が助けを待っていたんです…でも私は…手を差しのべられなくて…」


「沙奈…」


「あと…総長さんにスゴく似てました…」


「沙奈…夜桜には関らない方がいいよ?…私わかるよ…沙奈が今しようとしている事…」


「雪…この世に悲しい人を残しちゃいけないんです……」


「沙奈……」



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