*私の総長さん*【完】
祐「…」


沙「…」


祐「チッ…あいつらおせーな…どんだけ注文してんだよ…」


沙「…」


二人の間には重い空気が流れた


沙「…あの…」


沈黙を破ったのは沙奈だった


祐「あ?」


沙「私…総長さんの事、ほっとけないって言いました…けど、、総長さんが…

私がいると「佳代さん」を思い出すなら…

私は総長さんの前から消えた方がいいのかもしれません…」


祐「……は?」


沙「…総長さん…」


沙奈はまっすぐ祐希を見て言った


沙「…最後に言わせて下さい!…」


祐「…」


沙「沙奈が総長さんに恋しちゃった事、、許して下さい!」


祐「…は?!」


沙「私…帰りますね…失礼します…」


祐「ちょ…おい!」


沙奈は…帰って行った


その後ろ姿は…悲しい女の子の背中だった



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