東京恋愛専科~または恋は言ってみりゃボディブロー~
そのやりとりから、副社長はこの店の常連のようだ。
今日はバーテンダーにおみやげを渡すために2ヶ月ぶりに来店してきたみたいだ。
それよりも、困ったことになったな…。
私、これから村坂さんと会うことになっているのに…。
せっかく産業スパイ疑惑がなくなったと言うのに、これで村坂さんと顔をあわせてしまったらまた問題を蒸し返してしまうことになる。
「いつもので頼むよ」
「はい、かしこまりました」
バーテンダーに注文を終えた副社長は私に視線を向けると、
「つづりさんもよくここにくるんですか?」
と、聞いてきた。
「私は…今日、初めてきました」
ちゃんと答えることができているだろうか?
「ああ、そうなんですか。
そう言えば、1回も顔をあわせたことがないかも…」
副社長が納得したように言ったら、
「お待たせしました、ストロベリー・ロワイヤルです」
カクテルの入ったグラスが副社長の前に置かれた。
今日はバーテンダーにおみやげを渡すために2ヶ月ぶりに来店してきたみたいだ。
それよりも、困ったことになったな…。
私、これから村坂さんと会うことになっているのに…。
せっかく産業スパイ疑惑がなくなったと言うのに、これで村坂さんと顔をあわせてしまったらまた問題を蒸し返してしまうことになる。
「いつもので頼むよ」
「はい、かしこまりました」
バーテンダーに注文を終えた副社長は私に視線を向けると、
「つづりさんもよくここにくるんですか?」
と、聞いてきた。
「私は…今日、初めてきました」
ちゃんと答えることができているだろうか?
「ああ、そうなんですか。
そう言えば、1回も顔をあわせたことがないかも…」
副社長が納得したように言ったら、
「お待たせしました、ストロベリー・ロワイヤルです」
カクテルの入ったグラスが副社長の前に置かれた。