東京恋愛専科~または恋は言ってみりゃボディブロー~
待っていた時間は短かったような気もするし、長かったような気もする。
「つづりさん!」
副社長が私の前に現れた。
「光明さん…」
先ほどよりも早いスピードで心臓が鳴っている。
「それで、伝えたいことと言うのは…」
「――好きです」
副社長の言葉をさえぎるように、私は言った。
「えっ?」
「私、光明さんのことが好きです」
驚いた顔で私を見つめている副社長に向かって、もう1度言った。
「つづりさん…」
「光明さんが好きです、だから…」
最後まで言えなかったのは、副社長が私を抱きしめてきたからだった。
「こ、光明さん…?」
いきなり抱きしめてきた理由がわからなくて、戸惑った。
一体どうしたのだろう…?
「つづりさん!」
副社長が私の前に現れた。
「光明さん…」
先ほどよりも早いスピードで心臓が鳴っている。
「それで、伝えたいことと言うのは…」
「――好きです」
副社長の言葉をさえぎるように、私は言った。
「えっ?」
「私、光明さんのことが好きです」
驚いた顔で私を見つめている副社長に向かって、もう1度言った。
「つづりさん…」
「光明さんが好きです、だから…」
最後まで言えなかったのは、副社長が私を抱きしめてきたからだった。
「こ、光明さん…?」
いきなり抱きしめてきた理由がわからなくて、戸惑った。
一体どうしたのだろう…?