ダム
タイトル未編集
この話は数年前友達2人で
心霊スポットに行った時のはなしだ


正直今でも思い出す


俺たちは心霊スポットと言われる
ところを巡るのが楽しく
月1でよく行っていた


今日はその地域でも有名なダムに行くことになり夜中、車で向かった


だいたい心霊スポットに行ったとしても
幽霊など出たこともなく
実際いるのかもわからない


それでも雰囲気だけ味わうのが俺たちだ


ダムに着き車からでて
周辺を探索した


やはり異様な雰囲気はある


水場の近くは少しじめっとしていて
気持ち悪い


1時間ぐらいか辺りを歩くが
結局今回もただ歩いて終わりだった


もう帰ろうと車に向かっていると
前から突然


「お前らこんなとこでなにしてんねん!!」


「うわっ」


俺たちは心臓が止まるかと思ったが
よくよく見ると普通の人間だ


安堵の表情を浮かべる


「このらへんは危険やからこんな夜中にきたあかんぞ!」


「すみません」


ただ謝りそのまま帰ろうかと思ったが
そのおじさんとなぜか話が少し盛り上がり
20分ぐらいだったと思う
話した


「そーやなお前らに会ったのもなんかの縁やし最後にええもんみしたるわ!」


「ん?なんやろええもんて…」


バシャン!


そのままおじさんはダムに落ちて行った…


俺たちは本当に一瞬心臓が止まったかもしれない目の前の光景に震えが止まらない


2人は急いで車に戻りエンジンをかけ
逃げるかとごとく走らせた


あれは本当に人間だったのか
今回ばかりは幽霊であってほしいと思う


翌日2人は一応新聞をみてみた
その一部に


ダムで水死体発見


そう書かれていた


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