蒼姫様は、守られません!!② ~完~
アタシの肩が小さく揺れたのを見て海さんは意味深に目を細めて微笑む


....愛桜の周りに顔が整ってる人が揃うのってなんでかな

羚さんもかっこ良かったし、【蒼月】のみんなもそうだし

...今ここにいる人もそうだし




《なんで分かったんですか...》

「なんでだと思う?」




くつり、と笑う海さんは最後の最後にアタシをもう一度だけ見て

他のみんなのところへ、戻っていった



...なにあれ、反則でしょ

柔らかな雰囲気からは想像できない程の色気がさっきの海さんからは出ていた



重くため息を吐いて、残りの人の分のカップをお盆に乗せる

そして、零さないように慎重に向かえば

みんなが雑魚寝していて

そこの中で海さんは苦笑していた
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