蒼姫様は、守られません!!② ~完~
11章

ビーチバレーと罰ゲーム

「やれるわけないじゃん!ないじゃん!」

「...愛桜、どうした?」

「つ、遂に頭可笑しくなったー?愛桜ちゃん」

「暑さにやられたの?」

「狂ったか?」

「みぃちゃん?」

「みーおー、お兄ちゃんが目覚めの...ぐぇっ」




みんな、最近私の扱い雑じゃない?

ねぇ、酷くない?

璃咲とかさ怯えてるくせによく言うね?

奏翔と優と立騎以外、ふざけてるよね?

殺られたいのかな?ん?


あ、羚くんの飛んでもなく気持ち悪い呻きは気にしないでね

私の飛び蹴りがお腹に炸裂しただけだから♪





「違う、理事長を引きずり下ろすなんて出来ないって言ってんの!」

「「「「「「当たり前じゃん」」」」」」

「よーし、歯食いしばろうかー」




うふふふ、今日の私は本気だよ

さーてと、羚くんを殺りにかかりますか




「愛桜」

「かな、と」

「今、そういう顔すんな。欲情する」

「ちょ....待っ....!」




完全に忘れてたし、読者のみんなにも言ってないんだけど

今私たち海にいるんですね

全員、水着着てるワケなんですね

そして、さっきの奏翔の視線はがっつり私の身体に向けられていたんですね


まじで、ほんとに

はずか死ねる....っ!


てか、死ぬっ....
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