蒼姫様は、守られません!!② ~完~
「帰ろ...?」

「...わかった。私たちも帰るよ。」

ー了解。今すぐ準備して下に集合




それに返事をして電話を切る

璃咲と2人で急いで片付けてロビーに走っていくと


そこにはもうみんな居て、お母さんが処理や手配をしていた




「もしもし、裕?

...えぇ、分かったわ

よろしくね」




お母さんが裕(ヒロ)ことお父さんとの電話を終えてこっちに向き直る

普段のお母さんからは想像できない真面目な姿だ




「藍月の病院に行くわよ

プライベートジェットがそろそろ来るからもう少し待っていて」

「...そんなゆっくりで大丈夫なの?」

「大丈夫よ。保健医にも羚にも見てもらったわ」

「そう」




羚くんはああ見えて、頭が良い

医療を専攻していて、留学も海外の有名な教授に呼ばれたとかなんとか...




「...来た」



漸くプライベートジェットが到着

瞬矢が直ぐに運び込まれ、みんなも急いで入った
< 128 / 223 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop