蒼姫様は、守られません!!② ~完~

瞬矢の病気と過去

「瞬矢、おはよう」




あの後、すぐ家に帰されたが朝になってまたみんな集まってしまった

面会時間ではないのだけれど

コネというものを使用して中に入った


瞬矢はまだ目覚めていない





「...ん」

「瞬矢っ!?」

「....糸依...?」




瞬矢が私の顔に手を伸ばして優しく触れた

しい...?誰?

瞬矢は私を誰と見間違えてるの?




「瞬矢、私。愛桜。」

「あ、わり。みぃ、か」




素早く手を引っ込めて周りに視線を走らせる瞬矢

つられて私も同じように周りを見る




「カナいなくてよかった....オレ殺される」




瞬矢が何か呟いたのを聞き取ることはできなかった
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