蒼姫様は、守られません!!② ~完~
「ああ、さっきのやつか」

「そ。で、誰なの?」

「答える義務はねぇよ」




睨むように私を見て言い放つ

ため息が薄く開いた唇から漏れる




「仕方ないね。分かった、調べてくる」

「っ、待て待て待て待て待てって!」




一体なんなんだ

というか、服を引っ張らないで欲しい

伸びちゃうでしょ


そんな意味を込めてじーっと見つめれば

何故か舌打ちされた


なんで!?




「しゃーねぇな、話してやるよ」

「ねえ、なんで上からなの」

「あ?お前がしつこいからだろ」

「私そんなしつこくしてない。ていうか、話したくないなら話さなくていいし、調べるし。」

「あー、だぁぁぁぁぁあああああああああ!!」




急に叫ばないでよ

ここ病院なんだけど?


...まあ、怒られないけどさ




「大人しく聞いとけよ!」

「ういうい」

「おっさんか」

「黙れ♪」
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