蒼姫様は、守られません!!② ~完~
目を伏せて微笑みながら話すみぃはとても綺麗だった


窓から差し込む光がみぃの髪を輝かせる

みぃは伏せた目をゆっくりと持ち上げてくすりとまた笑った


そのとき、ドアが音を立てて開いた




「「瞬矢...っ!」」




母さんと、父さんが病室に入ってきた

母さんの目は赤くなってて、父さんは微かに鼻を啜っていた





「母さん、父さん」

「...なあに?」

「、どうした?」

「オレ...

生きて二人に親孝行するために、

糸依の分まで生きて、糸依の分以上に親孝行するために、

普通に大切な仲間と笑い合えるように、遊べるように、

入院して、治療に専念するよ

んで、次病院出るときはぜってぇ完治してやる!」




二人は目を見開いて、驚いていたけど

顔を見合わせて笑って

「「楽しみにしてる」」

と言ってくれた





☆★瞬矢side.end★☆
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