蒼姫様は、守られません!!② ~完~
☆★璃咲side★☆



私とよく似た容姿の少女にゆっくりと近付く

あと、数歩というところで彼女は顔を上げた

目元にはメガネが掛かっている

本を読んでいたのかな




「雛乃...?」

「っ、お姉ちゃんっ!」




声を掛けると雛乃はあたしに抱き付いた

その顔は涙で凄く濡れていたけど、表情に安心したと出ている




「雛乃、声出るの...?」

「す、こ...しだ...ら」




掠れた声で笑う雛乃

愛桜ちゃんの言ってた通りだ




「ねぇ、雛乃。

聞かせて、何があったの?」





雛乃は紙に少しずつ書いて教えてくれた

ママが男遊びをするようになったこと

パパが出て行ったこと

ママの男遊びが一旦は落ち着いて、再婚したこと

そして、新しいお父さんに犯されたこと
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