蒼姫様は、守られません!!② ~完~
話の途中で涙が出てきた


どうして、傍にいてあげることができなかったんだろう

傍にいてあげれば良かった

だって、その間あたしはただ雛乃を恨んでいただけなんだから




「雛乃、ごめん...!

一番辛いときに傍にいてあげられなくてごめんね...っ」





雛乃を精一杯抱き締める

ただ何度もごめんね、と唱えながら




「璃咲、雛乃。」




愛桜ちゃんがあたしたちの前に立った

優しさに満ちた笑顔で、いつも以上に優しい声色で





「ねぇ、璃咲。

今度は、貴女の番」




そうだね、話さなくちゃ
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