蒼姫様は、守られません!!② ~完~
話終わって、息を吐く
雛乃が《葉月くんひどい》て書いてたけどそれを見た愛桜ちゃんは苦笑した
「雛乃、葉月は中2で余命宣告をされたの
高校生になれないことを知っていた
それでも、璃咲と同じところ受けたのは精一杯の抵抗だと思う
結局、身体がもたなくなったんだけどね
璃咲の記憶に病気の自分を残したくないって言ってたよ」
それを聞いて雛乃は驚いて、目を伏せる
とても辛そうに
「でもね、今あたし幸せなの」
弾かれたように雛乃が顔を上げる
愛桜ちゃんは目を細めて柔らかく微笑んだ
「あたし、今付き合ってる人がいるんだ」
雛乃は口元に手を当て、嬉しそうに笑う
口を動かすけれど、声が出なくて必死に手を動かす
だけど、あたしは手話が分からない
「お姉ちゃんが幸せならアタシも幸せよ、だって」
「愛桜ちゃん...。ありがとう、雛乃。」
雛乃が《葉月くんひどい》て書いてたけどそれを見た愛桜ちゃんは苦笑した
「雛乃、葉月は中2で余命宣告をされたの
高校生になれないことを知っていた
それでも、璃咲と同じところ受けたのは精一杯の抵抗だと思う
結局、身体がもたなくなったんだけどね
璃咲の記憶に病気の自分を残したくないって言ってたよ」
それを聞いて雛乃は驚いて、目を伏せる
とても辛そうに
「でもね、今あたし幸せなの」
弾かれたように雛乃が顔を上げる
愛桜ちゃんは目を細めて柔らかく微笑んだ
「あたし、今付き合ってる人がいるんだ」
雛乃は口元に手を当て、嬉しそうに笑う
口を動かすけれど、声が出なくて必死に手を動かす
だけど、あたしは手話が分からない
「お姉ちゃんが幸せならアタシも幸せよ、だって」
「愛桜ちゃん...。ありがとう、雛乃。」