蒼姫様は、守られません!!② ~完~
どうして、アタシは泣いてるのかな
あぁ、そうだ
アタシ、今すごく嬉しいの
あんな風にアタシを恨んでた優くんとお姉ちゃん
2人が今、恋人で、今、アタシに笑いかけてくれることが嬉しいんだ
「...ね...ちゃ、だ...すき...」
つっかえながら、微笑んでそう言えば今度はお姉ちゃんが泣いた
ぽろぽろと透明な涙がお姉ちゃんの頬を伝っては落ちていく
地面に染みるそれをお姉ちゃんは見つめて、顔を上げた
その顔は柔らかくて温かくて、今まで見た表情の中で1番、綺麗だった
思わず見とれていると、お姉ちゃんに抱き締められる
そして、しばらくアタシを抱き締めるとお姉ちゃんは離れて泣いてたのが嘘みたいに笑う
「行くよ、雛乃」
アタシは頷いた
大丈夫、お姉ちゃんが付いてるから
あぁ、そうだ
アタシ、今すごく嬉しいの
あんな風にアタシを恨んでた優くんとお姉ちゃん
2人が今、恋人で、今、アタシに笑いかけてくれることが嬉しいんだ
「...ね...ちゃ、だ...すき...」
つっかえながら、微笑んでそう言えば今度はお姉ちゃんが泣いた
ぽろぽろと透明な涙がお姉ちゃんの頬を伝っては落ちていく
地面に染みるそれをお姉ちゃんは見つめて、顔を上げた
その顔は柔らかくて温かくて、今まで見た表情の中で1番、綺麗だった
思わず見とれていると、お姉ちゃんに抱き締められる
そして、しばらくアタシを抱き締めるとお姉ちゃんは離れて泣いてたのが嘘みたいに笑う
「行くよ、雛乃」
アタシは頷いた
大丈夫、お姉ちゃんが付いてるから