蒼姫様は、守られません!!② ~完~
☆★愛桜side★☆


蒼月メンバーが騒ぐのを横目に見ながら本を読んでると雛乃に声を掛けられた




「ねぇ、愛桜。愛桜から見た葉月さんってどんな人だったの?」

「どんな人、かぁ。明るくて弟みたいな感じがあったかな」




゚・*:.。..。.:+・゚゚・*:.。..。.:+・゚


小さい頃、葉月と皐月って見た目ほとんど一緒だったの

だからね、会う度に葉月が聞いてくるの





「どっちがさつきでしょう?」




その頃、声まで似てたから大人たちは分かんなかったみたいだけど


よーーーーく見ると、2人って全然違うからすぐに分かった

葉月はワクワクして目をキラキラさせてるんだけど

皐月はちょっと恥ずかしそうで目を泳がせてるから




「こっち!」

「せーかい!」

「みおにはすぐ、バレちゃうね」

「だって、2人ともわかりやすいもん」

「「そんなことない」もん」

「はいはい」




゚・*:.。..。.:+・゚゚・*:.。..。.:+・゚



「あはっ、なにそれ可愛い」

「でしょ?だから、弟感が増したわ」

「それもそうかも」




☆★愛桜side.end★☆
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