蒼姫様は、守られません!!② ~完~
奏音さんはきょとん、とした顔を浮べて首を少し傾げた




「...知ってるも何も、ウチの彼氏は愛桜ちゃんのお兄さんだよ?」

「ええっ!?」




え、あの、羚さんのお兄さん!?

いや、ちょっと、待とう

誰、羚さんのお兄さんて...

愛桜ちゃんのお兄さん、ね!





「...あの羚さん、ですか?」

「うん?どの羚?」

「えっと、愛桜ちゃんラブでよく愛桜ちゃんに殴られてて、

奏音さんの名前を出すと顔を真っ赤にする羚さんですか?」

「最後の情報は知らないけどその羚であってるよー」





っていうか、顔赤くなんの!?聞いたことないけど!と1人興奮する(?)奏音さんを見て

あれ、言っちゃだめなんだっけ?

と心の中で自問自答するけど、まあいっか、で話は済んでしまった


ちらり、と奏音さんを横目で見れば幸せそうな笑顔を返された





☆★璃咲side.end★☆
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