蒼姫様は、守られません!!② ~完~
「奏翔、携帯貸して?」
「ん、はい。」
「ありがと♪」
奏音さんに電話を掛けた
意外にもすぐに奏音さんは出てくれた
ーなによ、バ...
「こんにちは、奏音さん!」
ーあ、ら、愛桜ちゃん。
「ふふー、話聞きましたよ?」
ーな、んの?
「あの時のですね、奏音さんが女の人たくさん呼んだっていうやつ」
ーひぃっ...!
あらあら、そんなに怯えちゃって♪
とかやって、暫く奏音さんで遊んでから電話を切った
奏音さんをいじるのは好き
からかうとだんだんパニクって、何言ってるかわかんない状態になるから
「奏翔」
「ん?」
そのキスマークの上から唇を重ねて、キスマークを上書きする
そうして、離れると今度は奏翔が私の首元に顔を埋めた
「っ!!」
奏翔が帰ってから鏡で見てみると、私の首元にも紅い花びらのようなキスマークが付いていた