蒼姫様は、守られません!!② ~完~

「奏翔、携帯貸して?」

「ん、はい。」

「ありがと♪」






奏音さんに電話を掛けた

意外にもすぐに奏音さんは出てくれた






ーなによ、バ...

「こんにちは、奏音さん!」

ーあ、ら、愛桜ちゃん。

「ふふー、話聞きましたよ?」

ーな、んの?

「あの時のですね、奏音さんが女の人たくさん呼んだっていうやつ」

ーひぃっ...!





あらあら、そんなに怯えちゃって♪

とかやって、暫く奏音さんで遊んでから電話を切った


奏音さんをいじるのは好き

からかうとだんだんパニクって、何言ってるかわかんない状態になるから





「奏翔」

「ん?」




そのキスマークの上から唇を重ねて、キスマークを上書きする

そうして、離れると今度は奏翔が私の首元に顔を埋めた




「っ!!」




奏翔が帰ってから鏡で見てみると、私の首元にも紅い花びらのようなキスマークが付いていた

< 177 / 223 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop