蒼姫様は、守られません!!② ~完~
「ねぇ、美帆ちゃん。美帆ちゃんとしてはどう?

2人が付き合うことに関して。」





楽しそうに私に訊ねる愛桜に肩を掴まれている雛乃ちゃんも気になるようで

ちらちらとこちらを窺っている


あー、なるほど?

なんとなく理解

もしかして雛乃ちゃん、私と海が付き合ってると思ってる系かな??





「私的に?私は異論ないよー?

むしろ雛乃ちゃんこそあんなバカ兄貴でいいの?」

「「バカ兄貴...ふはっ!」」




愛桜と陸が同時に吹き出す

陸は笑いで肩を震わせながら二階の自室に向かっていった


....さっきの私と海じゃん

てか、笑うところだったかなー?

よく分かんないわ




「美帆さん、海さんの妹さんだったんですか?」





驚いた様子の雛乃ちゃんに訊ねられる

その表情に安堵の色が見えることは言わない方が良いよね




「そうだよ?あれ、愛桜言ってなかったの?」





楽しそうに傍観者に徹している愛桜にバトンを渡した


楽しそうで何よりだけど、傍観者にはさせてあげないからね?

愛桜は私の台詞を宣戦布告ととったらしく片眉を上げ笑みを浮かべた

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