蒼姫様は、守られません!!② ~完~
「ねえ、みぃちゃん」

「なにー?」

「どこ行こうとしてるのって...なんとなく分かるけど」

「多分、立騎の想像通りだよ?」

「なんで、なんで藍月本家に連行されてんの俺!」


そう、たった今立騎がわめいた...叫んだ通り、

今私達は藍月本家に向かう車の中なのです


「あ、椿さん」

「はい」

「チョコレート食べる?」

「運転中なんですけど...」

「見事に俺は無視かな!?」

「テンションが優に似てきた」


そう告げると電話が鳴る

噂をすれば、だね

優でした


「もしもーーー」

「ゆーくんに似てても全然嬉しくないよーっ!誉められてる気がしないっ!」

「ーーーだって、優?」

--今のはリツかな、どういう意味?

「いや、あの、」

「本人には言いづらいよねぇ?」

--へぇ、そうなんだ?リツ、明後日覚悟しとけよ


立騎が小さく悲鳴をあげたが無視して優の話を聞く

ちょうど終わったとき、本家に着いた
< 205 / 223 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop