蒼姫様は、守られません!!② ~完~
「あのね、」
そこまで言って言葉を切る
2人が顔を見合わせて、頷いた
意を決したようにお父さんが口を開く
「うちの子にならないか?」
「...え?」
しばらく沈黙が続く
立騎が再度、え?と呟いたのを私は聞かなかったことにした
「えっと、それは...」
「藍月の養子となるってこと。
つまり、立騎が了承すれば私は立騎の姉になるわ」
「そ、ういうことだよね...」
考えるような仕草をする立騎
お父さんとお母さんも不安そうに立騎を見ていた
「立騎は、何を渋ってる?」
「なんだろう...そこまで迷惑をかけられな」
「あのね!迷惑だと思うくらいなら私達はこんな話をしたりしないわ」
立騎の言葉を遮って、大きめの声で言う
お人好しを通り過ぎてる
分かってる、貴方は優しいから
でも、そんな自分を蔑ろにした考え方で私達の想いを否定されたくない
私達は貴方が大切で、貴方の両親も大切だから
だからこそ、貴方の幸せを望むの
彼らの望みなんて分かりきってるから
そこまで言って言葉を切る
2人が顔を見合わせて、頷いた
意を決したようにお父さんが口を開く
「うちの子にならないか?」
「...え?」
しばらく沈黙が続く
立騎が再度、え?と呟いたのを私は聞かなかったことにした
「えっと、それは...」
「藍月の養子となるってこと。
つまり、立騎が了承すれば私は立騎の姉になるわ」
「そ、ういうことだよね...」
考えるような仕草をする立騎
お父さんとお母さんも不安そうに立騎を見ていた
「立騎は、何を渋ってる?」
「なんだろう...そこまで迷惑をかけられな」
「あのね!迷惑だと思うくらいなら私達はこんな話をしたりしないわ」
立騎の言葉を遮って、大きめの声で言う
お人好しを通り過ぎてる
分かってる、貴方は優しいから
でも、そんな自分を蔑ろにした考え方で私達の想いを否定されたくない
私達は貴方が大切で、貴方の両親も大切だから
だからこそ、貴方の幸せを望むの
彼らの望みなんて分かりきってるから