蒼姫様は、守られません!!② ~完~
「うぁ、わ、悪い!」

《いえ、こちらこそ。

愛桜のご家族ですか?》



そう手話をして

雛乃はあっ、というように口元に手を当てた

何かと首を傾げれば雛乃はこっちを向いて




《この人手話分かるの?》

「あぁ。分かるよ。

挨拶が遅くなったね。愛桜の兄の、羚です」

《河口 雛乃です。

居候させて頂いてます》




雛乃の言葉に羚くんが反応を見せた

そして、私の方を少し見てため息を零す

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