蒼姫様は、守られません!!② ~完~
優が出ていった扉を見て

雛乃は申し訳なさそうに眉を下げる




「雛乃、気にすることない。

奏翔、悪いけど私たち帰るから」

「...送る」

「いらない。

...ごめん、今は2人にして」

「わかった。いつか教えてくれるんだろ?」






奏翔の言葉に雛乃を見ると

雛乃は《今でも大丈夫だよ》と困ったように笑う


迷ったけど、優は耳を貸さないし

他のみんなに雛乃が誤解されたままなのもどうかと思う




「ねぇ、3人とも。

優の過去の裏、聞きたい?」



奏翔、瞬矢、立騎を見据えて訊ねる

3人はゆっくり頷いた
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