蒼姫様は、守られません!!② ~完~

クリスマス

「よし、気を取り直して

クリスマスパーティでもする?」

「ゆーくんいないよーっ?」

「もう、いい。優は放置!」

「放置プレイ...」

《ほんとにごめんなさい》

「雛乃が謝ることじゃない!瞬矢は黙って!?」



色々ツッコミながら辰紀(タツキ)を呼ぶ

辰紀ははーい、と言ってこっちに向かってきた


毎回思うけど、この倉庫って広いくせに

声は届くんだよね



「呼びました?」

「うん。今いるメンツでクリパするよーってことで

料理よろしく!

ってのは嘘で...」

「分かりました。

えっと、愛桜さんと奏翔さんと瞬矢さんと...

大体60人分ですね。

じゃあ、用意してきます」

「あの子、本気で言ってるの....?」

「あぁ、辰紀のペースならいけますよ」




心配していれば信じられない事実を

下っ端の子に告げられた
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