隣のキミ。


私がドキドキのあまり、瀕死状態に近づいていると、真緒くんの口は離れた。


「ま、真緒くんっ…!!」

「ははっ。梨子すっげぇ顔真っ赤になってる」

「当たり前ですっ!!な、なんだったんですか!?最後のは!!」

「最後の?」

「そうですっ…!!」

「んー…ちょっと思い出せないからもう1回するか」


その言葉に私はすぐに口を手で隠す。

2回も連続でさっきのをされたら本当に死ぬ!!


「そんなに必死に隠されたら傷つくんだけど…」

「えっ!?ご、ごめんなさい!!そういうつもりじゃっ…!!」

「隙あり」

「えっ…!?」


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