隣のキミ。


でも、ある時から見ているだけじゃ満足できなくなった。

真緒くんと話したい。

真緒くんと笑い合いたい。

真緒くんの隣にいたい。

そう思いだして、気づいた事があった。

真緒くんの隣にはいつも、初めて会ったあの日からずっと…

瀬戸 輝という男の子がいる。


「ねぇ、今日の帰りクレープ屋さん行かない?ここのお店、最近出来たばかりでね~とーっても美味しいらしいの」

「へぇ」

「ちょっとぉ!?ちゃんと話聞いてるの!?」

「聞いてる聞いてる」


それは高校2年生になった今も変わらない。

ずっと真緒くんの隣にいる。


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