隣のキミ。
授業が終わり、すぐさま私は瀬戸輝にシャーペンを返す。
「ありがとうございました」
「えぇ。どういたしまして」
2度とこんなことはないように筆箱は忘れずに持って来よう。
それにしても、どうして真緒くんは急に瀬戸輝のシャーペンを貸してくれたんだろう?
ま…まさか私に貸したくなくなった…とかじゃない……よね?
「あ。次の時間はいいの?今日一日中貸しっ」
「購買で買ってきます」
「そ、そう…」
とりあえず、早く購買に買いに行こう。