隣のキミ。


幼稚園の帰りに親とこの喫茶店に来ると、輝が座っていて…

その姿を見つけた途端に俺は輝の元へ走った。


「勝手にいなくなるなよ輝!」

「え、えぇっ!?」


輝はただ用事があって来なかっただけ。

次の日は普通に来るのに、なぜか俺はそんな感情を抱いた。

いつも近くにいる奴が急にいなくなると、そう感じてしまうらしい。

寂しい、と。



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