隣のキミ。


自分の身体と戦っていると、コンコンッとドアのノック音が聞こえた。

ま、まずい…誰か来た……!


『可愛い可愛いあたしの梨子ちゃーん。朝ですよー』

「ひぃっ……」


一番バレてはまずい人物が来てしまった。

私の身体!!頑張って!!

この熱なんかよりあの人の方がよっぽどやばいから!!

そう身体に訴えかけ、なんとか身体を起こす。

やばい…

立ち上がれたのは良いものの、ぼーっとする。頭くらくらする。

ふらふらになりながらも、カーテンを掴み、引っ張るが千切れない。



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