隣のキミ。


『んんー?まだ寝てるのかなー?お姉ちゃんの愛のキッスで目覚めさせちゃうぞー』


ええいっ!!こうなったらこのまま飛び降りてやる!!

と思ったが、中々足が上がらない。

私の足!!上がりなさい!!緊急事態!!

ドアの開く音がし、振り返ると、笑顔から一瞬にして鬼の形相となったお姉ちゃんがいた。


「梨子ちゃん!?な、何やってるの!?」

「くっ…間に合わなかった……」


そして私はすぐに確保されてしまった。



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