隣のキミ。
授業が終わり、休憩時間。
まだ七海は戻って来ない。
いや、戻って来たとして、俺はどうすればいいんだ。
「まーくんっ」
「輝」
「なーにそのくっらーい顔」
「お前、授業サボってどこ行ってたんだよ」
「乙女のひ・み・つ」
なんだ乙女の秘密って…。
輝は席に着き、体を此方へと向けた。
「ねぇ、まーくん。例えばここにまーくんの大好きな食べ物と、大嫌いな食べ物があります」
「ん」
「それをあたしとどちらかを選んで食べなければなりません。さぁ、まーくんはどうしますか?」
突然と謎の質問をしてくる。
一体なんなんだ…。