キャンディ☆
彼はロビンさんから聞いて知ってるのかも

しれない。

でも、私は言い出せずにいた。


そこに、店員さんが注文した品を

持ってきてくれた。


話は1度中断して

食事をした。


「すご~い、おいしい」

私は明るくそう言うことでもぅ、

学校のことは言いたくないことをアピールした。


食事を終えて、ゆっくりとホットココアを

飲んでいた。


「林檎ちゃん。」


「はい?」


「・・・・辛い思いさせてごめん」

彼はそう言った。


それはやっぱりロビンさんから

聞いてるのだろうと分かった。


「ううん。私けっこう打たれ強いから」


「守るとか言って守れなくてごめん」


「ううん。今日だって来てくれたじゃん。

 それだけで私・・・」

そこまで言って、後の言葉が見つからない。

だって彼の顔を見てたら

それ以上なにを言っていいのか・・・

自分がなにを言いたかったのか・・・

わからなくなってしまったから。


彼はきっと責任を感じてる。

自分のせいでっと思ってる。

そんな表情だった。



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