キャンディ☆
第14章 kei side

勇気が足りなくて

林檎ちゃんが心配になり俺は

彼女の家へと向かった。


彼女の家の前には、変な男が立っていた。

そいつは俺が彼女の家の呼び鈴を

鳴らすと、刺すような視線を向けてきた。


ストーカーというやつだろう。


『これは俺の想像以上の反響だったのかも

 しれないなぁ』


彼女のお母さんの話だとどうやら毎日、

あそこに立っているらしい。

お母さんも心配になって

警察へ相談に行ったが取り合ってもらえず、

困ってるらしい。


俺は警察へと、もぅ1度相談に行くと

告げて彼女の家を後にした。


本当は俺がいつでも守れたら・・・


そして彼女の家を後にしようとした時、

林檎ちゃんが俺の服の裾をつかんだ。


つかんだ本人も相当、びっくりしてるが

俺も相当、動揺した。


きっと彼女も不安なんだ・・・


そう思うと、連れ出してあげたくなった。

お母さんもそう、感じたようで

ご飯を食べてきなさいと

言ってくれた。

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