キャンディ☆

聞こえた?

彼女とのご飯はとても楽しかった。

辛い瞬間もあったけど、俺にとっては

幸せな時間だった。


彼女を家に送り、玄関まで一緒に

向かった。


ストーカーがまだ、家の前にいたから。


そして、門扉の前で彼女を見送った。

その次の瞬間。

ドンッ・・・・

ストーカー野郎が俺にぶつかってきた。

薄ら笑いを浮かべながら、


「林檎は俺のものだ・・・」

そうつぶやいていた。


俺はゾッとした。


それと同時に、俺は膝から崩れ落ちた。

彼女の悲鳴が聞こえてきた。


ストーカー野郎は逃げて行った。


駆け寄る彼女の姿が見えた。


危ないから来ちゃだめだ・・・・

そう思ったのに声が出なかった。


お腹を見ると俺はたくさんの血が出てた。


< 112 / 284 >

この作品をシェア

pagetop