キャンディ☆
もぅ夜明けを迎えようとしていた。
病院の長い椅子に座って
私はもぅ叫ぶことはなかった。
お母さんと私、ロビンさんに澪さん、
そして圭さんのお兄さん。
だれも声を発することはなく
無言のまま、手術中の赤いランプを
見つめていた。
彼のお父さんは海外にいるらしい。
お母さんは、ずっと前に亡くなったそうだ。
私は、叫びはしなかったが涙は
いくらでも出てきた。
疲れてゆく体とは反対に、意識は
どんどん冴えていった。
そして、彼がどうして刺されたのかを
考えていた。
それはきっと、私のせいだと。
私があの時、彼の服の裾をつかまなければ・・・
違う・・・・・
きっとモデルなんてしなければ
彼を好きにならなければ・・・
そうすれば、今もあなたは幸せに
暮らしていたんだよね。
『ごめんなさい、私があなたを好きに
なったせいで・・・
本当にごめんなさい・・・』
病院の長い椅子に座って
私はもぅ叫ぶことはなかった。
お母さんと私、ロビンさんに澪さん、
そして圭さんのお兄さん。
だれも声を発することはなく
無言のまま、手術中の赤いランプを
見つめていた。
彼のお父さんは海外にいるらしい。
お母さんは、ずっと前に亡くなったそうだ。
私は、叫びはしなかったが涙は
いくらでも出てきた。
疲れてゆく体とは反対に、意識は
どんどん冴えていった。
そして、彼がどうして刺されたのかを
考えていた。
それはきっと、私のせいだと。
私があの時、彼の服の裾をつかまなければ・・・
違う・・・・・
きっとモデルなんてしなければ
彼を好きにならなければ・・・
そうすれば、今もあなたは幸せに
暮らしていたんだよね。
『ごめんなさい、私があなたを好きに
なったせいで・・・
本当にごめんなさい・・・』