キャンディ☆
涙はすぐに出た。
彼が眠り続けてから泣くことは
とっても簡単になったから。

ほんとはいつでも泣いていたいから。


澪さんはギョッと驚いた顔をして

「ごめんなさい・・・」
そう言った。

「言葉が悪かったわね・・・・
 いつまで待つではなくて、
 いつまで待たすの?のほうが
 よかったようね」

ウェッ・・ヒック・・・

泣きながらその言葉の意味を
理解しようとしたけど、さっぱりわからず。

「澪しゃぁ~~ん、なん・・なに言ってる?」

「あ~~、もぅ」
と言いながらティッシュを取ってくれた。

「まさか・・・・・
 いくら鈍感でも・・・」
ブツブツ言いながら澪さんは説明してくれた。

「あなた、まさか気付いてないの?」

「わかんなぁいよぉ」
泣き続ける私。


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